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Woman type
日本初のインティマシー・コーディネーター浅田智穂が全うする使命「“新しい仕事”を広めることで変化を起こしたい」
東宝芸能
髙嶋政伸 インティマシーコーディネーター 浅田智穂さんとの対談<前編><後編>
文藝春秋 文春オンライン
週刊文春CINEMAにてインタビューしていただきました
CINRA
杉咲花×ミヤタ廉×浅田智穂による『52ヘルツのクジラたち』鼎談。 トランスジェンダーの表象と、日本映画界の課題
朝日新聞 GLOBE+
World Now『俳優守るインティマシーコーディネーター 日本でも養成、安心できる作品をもっと』
NHK みんなでプラス
『ジェンダーをこえて考えよう』としてインタビューしていただきました
Yahoo!JAPAN SDGs 豊かな未来のきっかけを届ける
俳優が安心してNOと言える環境づくりのために。インティマシーコーディネーター・浅田智穂が目指すエンタメの未来
マガジンハウス Hanako
『わたしたちの無加工な「独立」の話#3』としてインタビューしていただきました
WEB ザテレビジョン
『2.5次元舞台でも活躍するインティマシー・コーディネーター 観客も安心して観られる作品作りのために』
CINEMAS+
「映像業界の働き方」シリーズ第2回目としてインタビューしていただきました
TBSラジオ
『アシタノカレッジ』に出演いたしました
TVer
『TVerで学ぶ!最強の時間割』に出演いたしました
小学館 本の窓
連載インタビュー「源流の人」第31回目においてインタビューしていただきました
中央公論新社 婦人公論
2023年5月号 〈インティマシー・コーディネーターを知っていますか〉性的シーンに臨む俳優を守るのが私の仕事
講談社 群像
2023年5月号に『性的シーンの撮影現場で欠かせない「インティマシーコーディネーター」の重要な役割』と題して寄稿いたしました
TED×
TED×ICUにて「あなたのYESと私のNO」をテーマに登壇いたしました
キネマ旬報社 キネマ旬報
2023年2月上旬号 No.1913 シリーズ企画『#MeTOOから考える』第6回目でインタビューしていただきました
朝日新聞
連載 トゲトゲしてるけど…… 分断考2023 『第12回 ヌードや性的シーン 意見が対立したときに話すこと』
講談社 FRaU
関西テレビのドラマ『エルピス―希望、あるいは災い―』のプロデューサー、佐野亜裕美さんと対談させていただきました。
集英社オンライン
前後編にわたり、インタビューしていただきました
資生堂 花椿
『マイ・ゼロ・ストーリー』の第7回目としてインタビューしていただきました
光文社 VERY NaVY
2022年10月号で、『性的同意。社会と子どもへの伝え方』と題してインタビューを受けさせていただきました。
GALERIE VIE ギャルリー・ヴィー
voice vol.5 映画が求めた第三者。
OTEKOMACHI /大手小町
性的シーンに欠かせない専門職インティマシー・コーディネーターとは?
https://otekomachi.yomiuri.co.jp/workstyle/20220830-OYTET50001/
the japan times ジャパンタイムズ
Japanese intimacy coordinator makes sex scenes sexy and safe.
https://www.japantimes.co.jp/culture/2022/08/20/films/intimacy-coordinator/
扶桑社 Numéro
2022年9月号『Think Pink ピンクは自由だ!』において、監督/俳優/プロデューサーでもある杉野希妃さんと対談させていただきました。
YAHOO!ニュース オリジナル
「壁ドン」ほんとにきゅんとする?ーー多様な性とジェンダーの表現を模索する、ドラマのつくり手たち #性のギモン
https://news.yahoo.co.jp/articles/a947cce480848d56e3482341e131ab57c2d5c3e4
ムビコレ MOVIE Collection
日本映画界の問題点を探る】性的シーンで震える生身の俳優たち、守るための取り組みは始まったばかり
マガジンハウス POPEYE
No.904(2022年8月号) 特集『17歳からの映画案内。』にて取り上げていただきました。
iroha CONTENTS
性的なシーンを安心して撮影するために。浅田智穂に聞く、インティマシーコーディネーターの仕事
毎日新聞
水原希子さんらが提唱 インティマシーコーディネーターとは?
COSMOPOLITAN コスモポリタン 日本版
性的なシーンで俳優を守る!専門コーディネーターが変える「映画業界の未来」
シネマカフェ cinemacafe.net
【映画と仕事 vol.15】ラブシーンに臨む俳優の尊厳を守る 日本初の“インティマシー・コーディネーター”浅田智穂が現場にいることの意味
https://www.cinemacafe.net/article/2022/02/21/77419.html?gp=1_email_20220221
J-WAVE
SPINEAR配信の『わたしたちのスリープオーバー』にて、me and youの野村由芽さん、竹中万季さんとお話しさせていただきました。
https://spinear.com/shows/our-sleepover/episodes/2022-01-14/
J-WAVE JAM THE WORLD
SPINEAR配信の『UP CLOSE』のコーナーにおいて、安田菜津紀さんとお話しさせていただきました。
https://spinear.com/shows/jam-the-world-up-close/episodes/2022-01-07-natsuki-yasuda/
北海道新聞
どうしん電子版『性的シーンで俳優サポート 「コーディネーター」浅田智穂さんに聞く』
小学館 Preciousプレシャス
2021年10月号(9月7日発売)『My Action for SDGs』にてインタビューしていただきました。
J-WAVE -JK RADIO-TOKYO UNITED
番組内のコーナー『TAKENAKA FEATURE FOCUS』において、MCのジョン・カビラさんとお話しさせていただきました。
https://www.j-wave.co.jp/original/tokyounited/archives/feature-focus/2021/09/03-072831.html
マガジンハウス anan
2021年7月14日号 (7月7日発売)「愛とSEX」特集に掲載されました。
日経xwoman
浅田智穂 日本人初「性的シーンで俳優を守る専門家」:インティマシー・コーディネーターは日本の撮影現場に根付くか
1998年、ノースカロライナ州立芸術大学(University of North Carolina School of the Arts)卒業。
帰国後、東京ディズニーシー建設 / オープン準備時の通訳、2002 FIFA日韓W杯に於ける㈱電通内の社内通訳として従事。
2003年、東京国際映画祭にて審査員付き通訳として参加したことがきっかけとなり、
日本のエンターテイメント界と深くかかわるようになる。
日米合作の映画『The呪怨』(監督:清水崇)において、企画から撮影、公開時のプレミアに至るまで、通訳として映画の現場に初参加。
撮影現場では監督付き通訳として、主に監督⇄キャストとの間に入り、綿密なコミュニケーションをとる役割の一端を担う。
その実績が認められ、以降『呪怨パンデミック』(監督:清水崇)、『シャッター』(監督:落合正幸)などの映画作品に参加する。
舞台においては『レ・ミゼラブル』『ミス・サイゴン』『メリーポピンズ』『Endless SHOCK』『滝沢歌舞伎』などの数多くの作品に
おいて、海外を拠点とする演出家、振付家、ダンサーなどと、日本の製作者、キャストとの間の通訳として活動。
そのほか、様々な日本映画において劇中における台詞の英訳や美術装飾品の翻訳、キャストの英語台詞の指導などを務める。
2020年、Intimacy Professionals Association(IPA)にてインティマシー・コーディネーター養成プログラムを修了。
IPA公認のもと活動開始。Netflix作品『彼女』において、日本初のインティマシー・コーディネーターとして作品に参加。
以降も、複数のプロジェクトに携わっている。
Chiho (she/her) has been working as an English/Japanese interpreter in the entertainment industry for over 15 years. She has worked as an interpreter between directors and cast members on a number of Hollywood Japan co-production films, and she has also worked as an interpreter for directors and producers who are adapting Broadway musicals to the Japanese market. Her credits include being the interpreter to the directors of Columbia Picture’s The Grudge and The Grudge 2, 20th Century Fox’s Shutter, and Cameron Mackintosh’s musical theater productions of Les Misérables, Mary Poppins, and Miss Saigon. Her years of working as an interpreter and communicating closely with directors and actors with compassion makes her a perfect match with the world of intimacy coordination. Chiho is a graduate of the University of North Carolina School of the Arts and holds a BFA in Design and Production.
She worked as an intimacy coordinator on Netflix movie Ride or Die (2021) which is the first Japanese film to ever work with an IC and currently working on several Netflix Japan projects. She is eager to spread the awareness of intimacy coordination to the Japanese film industry.
インティマシー・コーディネーター 参加作品
- Prime Videoドラマ『1122 いいふうふ』(英題:1122 For a Happy Marriage)
監督:今泉力哉 出演:高畑充希,岡田将生 - 大河ドラマ『べらぼう』
演出:大原拓,深川貴志,小谷高義,新田真三 出演:横浜流星 - Netflix映画『シティーハンター』(英題:City Hunter)
監督:佐藤祐市 出演:鈴木亮平,森田望智,安藤政信 - 連続ドラマ『燕は戻ってこない』
演出:田中健二,山戸結希,北野隆 出演:石橋静河 - 舞台『ハザカイキ』
演出:三浦大輔 出演:丸山隆平,勝地涼,恒松祐里,さとうほなみ,九条ジョー,米村亮太朗,横山由依,大空ゆうひ,風間杜夫 - 映画『四月になれば彼女は』
監督:山田智和 主演:佐藤健,長澤まさみ,森七菜 - 映画『52ヘルツのクジラたち』
監督:成島出 主演:杉咲花,志尊淳 - Netflix映画『パレード』(英題:THE PARADES)
監督:藤井道人 主演:長澤まさみ - NHKスペシャル『神の子はつぶやく』
演出:柴田岳志 主演:河合優実 - 映画『正欲』(英題:(Ab)normal Desire)
監督:岸善幸 主演:稲垣吾郎,新垣結衣 - 映画『春画先生』
監督:塩田明彦 主演:内野聖陽,北香那 - 連続ドラマ『大奥 Season2』
演出:大原拓,末永創,川野秀昭,木村隆文 - 舞台『チェンソーマン ザ・ステージ』
演出:松崎史也 主演:土屋直武,梅津瑞樹,甲田まひる,平野綾 - 映画『658km、陽子の旅』(英題:YOKO)
監督:熊切和嘉 主演:菊地凛子 - 映画『怪物』(英題:Monster)
監督:是枝裕和 主演:安藤サクラ,永山瑛太,黒川想矢,柊木陽太 - 特集ドラマ『生理のおじさんとその娘』
演出:橋本万葉 主演:原田泰造 - 映画『ファミリア』(英題:familia)
監督:成島出 主演:役所広司 - 連続ドラマ『大奥』
演出:大原拓,田島彰洋,川野秀昭 - 連続ドラマ『エルピス—希望、あるいは災い—』(英題:Elpis)
監督:大根仁,下田彦太 主演:長澤まさみ,眞栄田郷敦,鈴木亮平 - 連続ドラマ『サワコ 〜それは、果てなき復讐』
監督:滝本憲吾,藤澤浩和,中村圭良 主演:趣里,深川麻衣 - ミュージカル『ミス・サイゴン』(英題:Miss Saigon)
演出:Lawrence Konner 主演:市村正親,駒田一,伊礼彼方,東山義久 - Netflixドラマ『サンクチュアリ -聖域-』
監督:江口カン 主演:一ノ瀬ワタル - Netflixドラマ『金魚妻』(英題:Fishbowl Wives)
監督:並木道子 主演:篠原涼子 - Netflix映画『彼女』(英題:Ride or Die)
監督:廣木隆一 主演:水原希子, さとうほなみ
英語通訳 / 翻訳等 参加作品
- 映画『約束のネバーランド』(英題:The Promised Neverland)
監督:平川雄一朗 主演:浜辺美波 - 映画『シャッター』(英題:Shutter)
監督:落合正幸 主演:Joshua Jackson, Rachael Taylor - 映画『L change the WorLd』
監督:中田秀夫 主演:松山ケンイチ - 映画『呪怨パンデミック』(英題:The Grudge 2)
監督:清水崇 主演:Amber Tamblyn - 映画『THE JUON / 呪怨』
監督:清水崇 主演:Sarah Michelle Gellar
日本の映画制作において、インティマシー・コーディネーター導入の第一作目となった作品が配信されたことで、少しずつではありますが、インティマシー・コーディネーターという仕事が、業界だけでなく、一般の方々にも認知され始めていることを実感しています。
インティマシー・コーディネーターとは、センシティブシーンにおいて俳優の安全を守り、監督の演出意図を最大限に実現できるようにサポートするスタッフです。センシティブシーンは聞き慣れない言葉かと思いますが、俳優がヌードになるシーン、またはヌードの有無に関わらず、疑似性行為や親密な身体的接触のあるシーンを意味しています。
人間の業を描く映画やドラマなどの芸術において、多くの製作者からセンシティブシーンが必要とされる一方、その表現過程においては曖昧で不透明な部分も多く、特に2017年の#MeToo運動をきっかけに、急速に注目されてきたのがインティマシー・コーディネーターという役職です。表現に正しい / 正しくないを定義するのが難しいのと同様に、製作者と俳優、または俳優同士のアプローチにも人の数だけ方法があり、時にそれが本意ではなかったとしても、相手を傷つけてしまうことが少なくはありません。名作と評される作品がある一方で、その製作過程で心や身体に傷を負ってしまう俳優やスタッフを生まないために、インティマシー・コーディネーターが存在します。
インティマシー・コーディネーターの役割として、監督、プロデューサー、俳優それぞれとの事前の打ち合わせがあります(必要であればマネージャーや所属事務所も同席します)。監督が表現したいことを描くことを前提とし、俳優がどこまでの心身的表現を許容するか、そのすりあわせを仲介します。ト書きには書かれていない細かな演出、フレームサイズなどをヒアリングし、どうすれば安心安全に表現できるか、そのサポートに尽力します。また、前貼りの準備や、クローズドセット(センシティブシーンの撮影を必要最低人数で行うこと) の遵守などもインティマシー・コーディネーターの大切な役割です。俳優に不安やストレスがないようサポートすることで安心してお芝居に集中できる環境を作ることが大切であり、結果として作品の質をより高めることに繋がると信じています。
一方、監督や製作者の演出・表現内容やその意図には介入しません。疑似性行為や身体的接触を振付の一種と捉え、監督に求められた際に助言することはありますが、内容に口を出す立場にはありません。
映像制作においては、監督という大黒柱のもと、キャストが彩を与え、数多くのスタッフがそれを支えます。作品に携わるすべての関係者が安心安全に職務を全うできるよう、インティマシー・コーディネーターとしてその一端を担えるよう尽力していきます。
2021年7月 浅田 智穂